孤立と埋没



神の願いは、私たちがこの世にあって、キリストの証人として生きることです。イエスの約束です。「わたしが父のもとからあなたがたに遣わそうとしている弁護者(パラクレートス)、すなわち、父のもとから出てくる真理の霊(聖霊)が来るとき、その方がわたしについて証しをなさるはずである。あなたがたも・・・証しをするのである。」「あなたがたの上に聖霊が降ると、あなたがたは力を受ける。そして、地の果てに至るまで、わたしの証人となる。」
クリスチャンが陥りやすい2つの傾向があると言われています。それが「純粋の孤立」と「妥協の埋没」です。前者は、信仰の純粋性を守ろうとする余り、いつのまにか周りから煙たがられて孤立してしまうことであり、後者は、この世と上手く付き合おうと妥協する余り、いつの間にかこの世に埋没してしまうことです。しかし、神の願いは、私たちがこの世から孤立するのでも、埋没するのでもなく、「地の塩」として「世の光」として、ある時は目立たず、ある時は大胆に生きることなのです。
使徒言行録1章8節の「わたしの証人(マルテュス)」という言葉には、殉教者という意味があると教えられていますが、いま、教会の最初の殉教者となったステファノのことを考えてみましょう。彼は使徒ではなく、エルサレム教会の一信徒でした。彼から学ぶ、キリストの証人の特色の第一は、聖霊に満たされていることです。ステファノに関する記事は、使徒言行録の6章と7章に集中していますが、聖霊に満たされた人という表現が4回も出てきます。「信仰と聖霊に満ちている人ステファノ」とあるとおりです。
彼らから学ぶ、キリストの証人の特色の第二は、彼が輝いた顔をしていたことです。言葉だけではなく、彼は顔でキリストを証ししたのです。ステファノがエルサレムの議会に証人として立った時、「席についていた者は皆、ステファノに注目したが、その顔はさながら天使の顔のように見えた」とあるとおりです。ちょうどモーセが神と顔と顔とを合わせて語ったので、その顔が光り輝いていたように、ステファノも内におられるキリストをいつも見ていたので、その顔が輝いていたのです。それだけではありません。彼は、神の右に立つ栄光のキリストを見ていたのです。この世にはたくさんの戦いがあるかも知れません。しかし、ステファノが見たもう一つの現実があることを忘れてはいけません。「ステファノが聖霊に満たされ、天を見つめていると、神の栄光が現れ、イエスが神の右に立っておられるのが見えた。そこで、彼は言った、『ああ、天が開けて、人の子が神の右に立っておいでになるのが見える』」と。
「こういうわけで、わたしたちは、このような多くの証人に雲のように囲まれているのであるから、いっさいの重荷と、からみつく罪とをかなぐり捨てて、わたしたちの参加すべき競走を、耐え忍んで走りぬこうではないか。信仰の導き手であり、またその完成者であるイエスを仰ぎ見つつ、走ろうではないか。」イエスから目を離さないでいなさい。

今日から6月です。次の日曜日は、教会の婦人会(マリア会)のミニ修養会が行われますので、礼拝はそちらに合流します。6月のオープン礼拝は第2週の10日です。


私たちは使徒たちのような迫害を受けているわけではありませんが、聖書は、この世にあって葛藤を感じながら、日々の霊的な戦いの中にある私たちを励まし続けます。
マタイ福音書5章10節、「義のために迫害される人々は、幸いである。天の国はその人たちのものである。」
同じくマタイ福音書5章13節以下、「あなたがたは地の塩である。だが、塩に塩気がなくなれば、その塩は何によって塩味が付けられよう。・・・あなたがたは世の光である。山の上にある町は、隠れることができない。・・・あなたがたの光を人々の前に輝かしなさい。人々が、あなたがたの立派な行いを見て、あなたがたの天の父をあがめるようになるためである。」
ローマの信徒への手紙12章2節、「あなたがたはこの世に倣ってはなりません。むしろ、心を新たにして自分を変えていただき、何が神の御心であるか、何が善いことで、神に喜ばれ、また完全なことであるかをわきまえるようになりなさい。」
ローマ8章35節以下、「だれが、キリストの愛からわたしたちを引き離すことができましょう。艱難か。苦しみか。迫害か。飢えか。裸か。危険か。剣か。・・・しかし、これらすべてのことにおいて、わたしたちは、わたしたちを愛してくださる方によって輝かしい勝利を収めています。」口語訳、「勝ち得て余りがある。」新改訳「圧倒的な勝利者となるのです。」
ヨハネの手紙一5章5節、「だれが世に打ち勝つか。イエスが神の子であると信じる者ではありませんか。」
ヨハネ福音書16章33節、「あなたがたには世で苦難がある。しかし、勇気を出しなさい。わたしは既に世に勝っている。」

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