蛇足



名説教家として知られる渡辺善太先生は、中田重治先生の集会をとおして信仰に導かれ、銀座にあるメソジスト教会で説教していた時代には、先生の説教を聞くために行列ができたそうです。この先生の書物に、ヨハネによる福音書21章のテキストから「偉大なる蛇足」と題された説教があるのを興味深く読みました。
蛇足とは、昔、中国で、蛇の絵をはやく描く競争があり、最初に描き上げた者がつい足まで描いてしまったために負けたという故事から、付け加える必要のないもの、無用の長物という意味です。先生はこう語っています。
「すべて『蛇足』というものは、つまらないものとせられている。説教者のりっぱな説教の後で、その司会者がつけ加える蛇足、ウィットに富んだ簡潔なスピーチのあとにつけ加えられるその説明の蛇足、すべての蛇足はつまらないものである。ところが世界に少なくとも一つだけ実に驚くべき、かつ偉大なる『蛇足』がある。それは新約聖書ヨハネによる福音書に付け足されたものである。・・・『偉大なる蛇足』は、いかなる内容をもつであろうか。・・・一言で言えば、それは全き献身であった。」
ヨハネは20章の最後に、「これらのことが書かれたのは・・・」と、この福音書の執筆した目的を記し、一旦は筆を置こうとしたのですが、後世に証しすべき大切なエピソードを21章として書き加えました。それがペトロの再召命、全き献身というメッセージなのです。
舞台はティベリアス湖畔(ガリラヤ湖の南西部)です。シモン・ペトロをはじめとする7人の弟子たちに、イエスが御自身を現されました。

今週も大切なことを大切に。

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偉大なる蛇足

詩編91編

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